はじめまして、ぴんぷくです。
最近ミリマスを少しづつ履修してます。
そしてとんでもない作品に出合ってしまいました。
全5巻の漫画のミリマス通称「ゲッサン」。これがびっくりするくらい面白かったので、よかった所や感想を書いていこうと思っています。
何回かに分けて記事にしようと思っています。
今回の記事はゲッサンミリマス1巻を約40ページほど読んだ感想です。
春日未来と言うキャラクターが良すぎて度肝を抜かれたのでその感想がメインです。
全5巻全ての感想を書き終わるまでに一体いくつになってしまうのか・・・
それでは余談はこの辺にして本題に入ります。
・主人公とアスペ
私はよく思うのだが、最高に面白い作品にはある共通点がある。
それは「面白い作品の主人公大体アスペ説」だ。
なぜ面白い作品の主人公がアスペなのか?理由を説明しよう。
そもそも作品と言うのは大抵「悩み」と「事件」によって物語が始まる(超絶偏り履修)
そして「悩み」を抱える者(大抵この人物が準主役)とそれを解消する助けをするキーマンとなる人物が必要不可欠である。この人物は解決へと導くべく「悩み」を抱える者になんらかの影響を与える人物でなければならない。
「悩み」を抱える者の闇は深い、きっと誰も自分の事なんて理解できないと思ってる。周りの言葉も慰めにしか聞こえないしどんなアドバイスをしてもそれが心に届くことはないほどに深いから「悩み」なのだ。
そんな「悩み」を解決するために必要な人物像とはなんなのか?
答えは
「しつこくて強引、非合理的で興味津々、思い付きで行動する、なのにドジで目を離したら何をしでかすかわからないから心配な、空気の読めない奴」
つまりアスペルガーである。
「悩み」を持つ者にどんなに嫌がられても無理やり懐に入り、放っておくと何をするかわからないので目が離せず、気づけば一緒にいる時間が増えていてどんどん自分の世界に土足で踏み込んでくる。
深い「悩み」を解消できる者はこれしかいない。
そしてこういうキャラクターこそが面白い作品の主人公にふさわしい。
私はこういう属性を「主人公の波動」と呼んでいる。私はこう言うキャラとその二人の関係性が好みです。
作品例
・春日未来が最高のキャラクターである理由①
話をゲッサンに戻そう、この物語は悩める女子高生アイドル最上静香が余裕がなくて学校の屋上で練習している所から始まる。
ここで最上静香は後に自分を大きく変える存在である春日未来と運命の出会いをする事になります。
普通は何らかの事件によって劇的な出会いをするのが定石なのですが、春日未来は違います。
この通りほとんど「ただ目が合っただけ」です。もはやなんの事件も起きていないのに劇的な運命の出会いをしてしまいました。登場わずか2コマ目の出来事です。早すぎる。
とんでもない「主人公の波動」オーラだだ漏れです。
超ド級のアスペの予感がします。
そのあとの未来
はたから見たら完全にただの障害者です。
つづいてのシーン
残念だったな春香、そいつとそんな出会いをしたら最後、ただでは帰れない。
出会って1コマでライブに誘う未来
無印アイドルマスターの主人公を圧倒するぶっ飛びっぷり
どうですかこのアスペっぷり。やばくない?
正直ここまでやばい奴は久しぶりに見た気がします。これはもう障害者手帳が発行できるレベル。そして私はわずか10ページ足らずでこの作品が最高に面白い作品であるを確信しました。
・春日未来が最高のキャラクターである理由②
①では未来の持つ「属性」的な話をしました、②ではもう少し未来と物語に踏み入った話です。
悩める女子高生、最上静香との関係
未来は一番やりたい事みつける為にあろう事か4つも部活を掛け持ちしていました。しかし未来はメンタルバグモンスター故にその4つの部活でどんな扱いを受けても楽しいとしか感じません。それを知った静香は少し同情したのかもしれませんね。
学校では友達にも秘密にしているであろう自分がアイドルを目指している事を出会ったばかりの未来に明かしてしまいます。それどころかライブのチケットまであげちゃってます。ここにも未来と言う人間の魅力を感じますね。
そしてライブ当日
先輩アイドルに観客席から助けてもらってしまうほどの大失敗をした静香
それに対する未来の反応は?
いやーーやっぱり未来なんだよなぁ
多分未来が楽しくないと感じる事はこの世に存在しないんじゃいかとさえ思えてきます。
そしてこの笑顔、まぁ部活で2年にもなってあんな雑用を楽しくやっていた未来にとっては、こんなライブですらあり得ないくらい楽しく感じたのでしょう。敵なしだ。
そしてアイドルになる事を決めた未来
まさかの1日フライング、早いとかいう次元を超えた。本物過ぎる。
ん?牛乳?お前も水飲めないのか?(中の人ネタ)
そしてその後訳の分からないメンバーにめちゃくちゃされたにも関わらずこの反応↓
いやほんっと未来って未来だよね。
静香そろそろ引いてるよ。
でも静香の未来に対する心は既にこの時少しづつ変化しています。
そして静香が飲まれてしまったステージへ、まつりの無茶ぶりで先日の静香と同じ状況に立たされた未来を見た静香はきっとフラッシュバックしたに違いない、あわてて止めようとする。
しかし未来は
ブレない、そりゃそうだ、アスペ故に未来のメンタルはバグってる。これが「主人公の波動」だと言わんばかりのこの対応。
静香は度肝を抜かれた事でしょう、それもそのはず、歌やダンスの実力で負けているはずがない静香が1年かけて決めた覚悟を無茶ぶりを、未来は一瞬で決めて見せたのだ。
静香はこの時未来をアイドルとして、そして仲間として認めました。
呼び方が「春日さん」から「未来」に変わった瞬間です。
こういう描写好きだな~、静香が未来を認めた事を、そして気づけば随分深く入り込んでいる事示す最高の表現だなーと思います。
今回の記事は以上となります
どうですか?
春日未来ちゃん、最高じゃない?
正直未来の魅力はまだまだこんなもんじゃないのですが、ストーリーを順番に追いながらゲッサンの良さについて書いていきたいので今回はこの辺にしておきます。
なんとこの時点でまだ90ページしか進んでません・・・
ゲッサン濃すぎる
最後に。読んでくれてありがとうございました。
次回は静香の話になるかと思います。
それではまた
次回↓